一枚描いてメシゲットの巻【たびえもん通信第73号より】

昼下がり。仕事をしていたら、友人からラインが届きました。

 

「今タイ。これからバスで8時間かけてカンボジア国境に向かいます」

「バスの座席が外れた。運転手が外れた席をのせて大丈夫!って言った」

「外れた席の下にGの死骸がある」


「全部(格安旅行)あるあるだね。行ってらっしゃい(笑)」


この人、旦那さんと4人の子ども達総勢6名でバックパック旅行を楽しまれているツワモノ。

私はここ数年、疲れるので安全安心な旅に落ち着いていますが、懐かしくなりました。
ド田舎の民家をスケッチして、そこの家の主に差し上げ、中に上げてもらってごはんをご馳走になる。これを繰り返して昼飯代を浮かせたことあったっけな…。

 

未舗装路を走るバスの窓が、閉めても閉めても振動で開いて、砂混じりの熱風が吹き込んでむせ返ったなあ…。

 

最近は、緊張感にとぼしい旅が続いているかも。

久しぶりに泥臭い旅はどうかな。

 

子ども達も大きくなったし、ハードな旅、そろそろいけるかも?

 

この瞬間が大事の巻【たびえもん通信72号より】

おかげさまで、この春次女がめでたく卒園し、小学生になりますハート

 

それに合わせてアルバムに掲載する写真の提出などの用事もあり、過去の写真をあらためて見返す機会がありました。

 

デジカメで撮ったまま、保存はしていますが現像する事も見返す事もほぼない膨大なデータを一枚ずつ見ていると、本人はもちろん、周りに写りこんでいる他の兄姉達も幼く、私も心なしか若い。時間の流れをしみじみと感じました。

区切りがあると、どうしてもそこにスポットが当たりがちですが、本当は毎日よどみなく時間は過ぎ、この瞬間はもう二度とやってきません。次女はいきなり小学生になるわけではなく、一日一日を重ねて今にいたるのです。

 

小学校に慣れきって、毎朝だらだら出かけていく長男、長女も本当は日々成長しているし、大人も…成長していると思いたい(笑)。

 

毎日を真剣に誠実に過ごすというのは、簡単なようでいて難しいです。

明日も自分は安心安全に生きている保証はどこにも無いのにね。

言葉へのプライドの巻 【たびえもん通信71号より】

イギリスで、ホームステイした話をもう少ししますね。

 

先生はまず「日本で習うのはアメリカ英語、イギリス英語とは違うんだ」と話し、大して話せない我が長男に一番最初に教えたフレーズが「〜してください」という丁寧語でした。

 

私の中学の英語の教科書は

「ハイ!ナンシー」

 

から始まりましたね。。。

 

初対面でもため口で会話が始まる、ノリの軽い言語というイメージがここで見事に吹き飛び、その後も長男は事あるごとに丁重な言葉遣いをこれでもか〜っと仕込まれていました。

 

英語は世界中で話されていますが、何万キロも離れた場所で使われているうちに、発音や単語が変わってきて、違う感じになってくるのは自然な事ですよね。

でも、本家の英語より亜流の英語が正統として広まる事への不満が先生にはちょっとあるみたい…。

先生は長く国語(英語)教師をされていた方で、母国語への誇りをしっかりお持ちでした。

長男に対しても、どこでも通じる便利な道具として英語を教えるのではなく、言葉に宿る「英国紳士の精神性」から伝えたいという意欲が感じられました。

 

言葉には感情や思想が貼りついているから、単なる音や記号ではないんだよな〜と、私も言葉について考えを巡らせた1週間でした。

 

 

 

時短料理もいいけどの巻【たびえもん通信70号番外編】

先日まで、家族そろってイギリスにホームステイしていました。
年の瀬に総勢6名の日本人を受け入れてくれる器の大きいホストファミリー一家にまずは感謝です!

 

印象的だったのは、夕食をご両親、息子さん2人の家族全員参加で、2時間位かけて作っていらした事です。

 


最初は「6人も居候がいるから大変だろう。何か手伝おう」と思ったのですが、見ていると調理がつらそうな様子はないんです。
むしろ家族全員でその日の出来事をわいわい話しながら団らんの時間も兼ねていて「作る過程そのもの」を楽しんでいる様子。

 

 

私はショックでした。
なぜかというと、私は仕事でも家庭でもいつも「1人で要領よくとにかく早く作る」事が重要で「みんなと楽しみながら作る」という発想は全くなかったんですよ。

 

 

最近は特に「1分でも短縮したい。できれば作りたくない」と時短命!の傾向が強まっていたので、この幸せそうな雰囲気をみて「そもそも料理って、美味しいものを作る楽しい仕事なんだよね」と人生を楽しむポイントを教えてもらったのでした。

 

 

夏、庭で取れた木の実をジャムにして保存。

ゆとりを感じる暮らしだな〜

 

 

 

 

 

もしかして全部幻想の巻【たびえもん通信70号より】

明けましておめでとうございます!

昨年の最後に読んだ本「嫌われる勇気」に衝撃を受けています。

 

自己啓発系の本って、大体似たような事が書いてあるんですど、これは効き目がより強いというか、金槌で頭を殴られた気分です。

ただ、この考え方を完全に消化できれば私の人生は融通無碍に動き出すと思うので、時間を見つけては再読しています。お経丸暗記くらいの勢いですね。

 

私は、やりたくない事は沢山思いつくのですがやりたい事というと全然思いつかず、いつも場当たり的に、何となく周りの人から失望されないようにしよう、くらいの超〜消極的な生き方をしていたんですよ。そして、かなりストレスが溜まってから「やっぱ無理っす」って荷物を降ろして信頼や人望を失うという悪循環でした。

 

人から期待された事を必死にやっているのに最終的に嫌われるので、本当に楽しくなかった。働き損でした。

 

で、今年はそれを逆流させます。

やりたい事をやって人から喜ばれる。

 

時間がかかるかも知れないけれど、やります。

自分の人生を生きたいですから。

睡眠は万能薬の巻【たびえもん通信69号より】

今年の9月でカフェを閉め、生活はがらっと変わりました♪

 

まず…1日9時間寝ています。

 

最初は寝過ぎやろっと罪悪感がありましたが、日中眠くならず、頭の回転が失速しません。

何でも前向きに物事を捉えられるというか…脳みそが疲れなくなりました。

同じ事ばかりぐるぐる考えて、前に進まない状況が減ったように思います。

 

事務仕事で落ちていく筋力を食い止めるにはどうしよう? という問題に対して

 

「ジャージ買って走ろう」

 

と思い立ち、実行に移せているのも十分に寝ているからだと思います。

そして朝一番に走っていると「あれはこうしたら早いかも」「この順番で終わらせよう」と

仕事や家事のアイデアが浮かび、戻ったらとっとと行動に移すという好循環。

 

起きている時間が短く、何でも早く終わらせたいから、ガッと集中するメリハリある生活になってきました。

十分な睡眠って、健康や美容はもちろん勉強にも仕事にも効く万能薬なのではないかと最近思いますよ矢印

 

今の生活や自分を良くしたいよ! と漠然と思っている人は、とりあえず沢山寝てみてください。

体を休ませるというよりは、脳みそをとことん休ませるのが大切です。

 

 

今年の酉の市は何かが違った

昨晩、二の酉に行きました。

日中雨が降っていたせいか、例年より人手は少なめで、あまり長時間並ばずにお参りできました。

 

昨年の熊手をお返しして、新しいのを見に行ったら、小ぶりだけどギュッとバランスがとれて迫力のある熊手があったんですよ。

あれ、かっこいいなあ…と見ていたら社長も同じ事を感じていたらしく、値段をきいていました。やっぱり高い。

 

違いをお店の人が説明してくれましたが、物って、説明しなくてもいい物はすぐ分かるよね…。

 

しばらくもじもじ悩んでいましたが、予算が合わなかったので他のにしました。

 

 

酉の市は東日本の風習なので、私には小さい頃酉の市に行って楽しんだ経験もないです。

身に着いた行事じゃないから、今まで何となく周りの人に合わせて来ているだけ、みたいなところがありました。

仕事ですごく疲れている時なんか社長に

「あんたと子どもだけで行ってきたら?」って言うくらい、どこか他人事で。

 

でも今回ね、はじめて欲が出ました。

来年はあのかっこいい熊手をさらっと買って、

高くささげて顔はって群衆の中を歩きたい。

 

こういうところで見栄を張る人の気持ちがちょっと分かった。

気概は大事やな。

 

 

 

 

 

旅行の品質の巻【たびえもん通信68号より】

最近、格安スマホに替えました。

最初の説明では使えたはずの割引プランが、

本契約の後に「その割引プランはあなたには適用されません」と内容がひっくり返り、詐欺かと思いました。

そして同時にまた「安物買いの銭失い」やっちゃったかな〜と反省しました。

 

LCCもちょっと似たところがありますよね。
航空券の価格は安いのですが、荷物も飲食物も有料、お客様への対応は最低限。万が一の時のサポートも薄い。

 

目的が果たせるなら、内容が同じなら、安いほど、いい!

私は今まで、そんな考え方でした。

でも、世の中には高くて良いものか、安くて悪いものしかありません。

同じに見えて、違います。

 

私はお金をかけないバックパッカー旅行をして、得るものは沢山あったし有意義でしたが、お金を使うべきところでしっかり使えば、もっと外国の文化や風物を深く知る旅が出来たかも知れないなぁ…と思う事はあります。

 

旅行は物のように目に見える形がないので「とにかく安く」となりがちですよね。

でも、満足度という、これまた目に見えない所で差がつきます。

そして、心を満たしてあげる事が一番重要なんですよ。

 

だって、心を満たすために旅行しているんだから!

 

 

3世代旅行のすすめ♪

こんにちは〜

 

10/08(日)に「3世代旅行のすすめ♪」というテーマでお話させていただきました。

 

ぶんかサイエンスカフェさん主催の

アジア・アフリカ 古布ワールド展示会」の展示期間にあわせてのコラボ企画としてお声がけいただきました。

 

江戸小紋並みに繊細なバティックハート

全面に刺しゅうが施されたウズベキスタンの民族衣装きなどなど

博物館収蔵レベルのテキスタイルに囲まれ至福の私矢印

 

その中で、祖父母&両親&子どもの3世代海外旅行の楽しさを

お伝えさせていただいたわけですが〜

 

「海外は、疲れる」

「国内の温泉のほうが、ゆっくりできて良いじゃない」

そんなお気持ちの方もおいでかと思います。

 

1、ラクではないから思い出になる。

 

何しろ、海外では事の大小にかからわず、自分の価値観を裏切られる経験の連続です。

 

例えばバスルームの蛇口。

青色の方にひねれば水、赤色はお湯、なんて分かりやすい印はそうそうなく、

「W」「H」の印があればいい方で、

「無印」の蛇口は多いです。

とりあえず蛇口をひねって、様子をみるしかない。

(もっと言うと水しか出ない蛇口も多く…)

(さらに言うとその水にふれて感電したりwww←実話)

 

蛇口ひとつでいちいち不安になるのが海外です。

でもそのトラブルをみんなで一つ一つ乗り越えていくうちに、

一体感や同士としての絆が出来てきます。

そしてみんな経験値があがり、価値観が揺さぶられた結果、広い視野がもてるようになる。

 

しんどかった経験を共有すればするほど、

後の傑作エピソードとなり、大笑いできます。

 

2、快適の本質に気が付く

 

1とつながりますが、海外は不便です。

地下鉄にエレベーターが無い、道は穴だらけ段差だらけ。

レストランではキッズチェアも、子ども用のプラ製食器もカトラリーも何もない。

 

でも、階段ではベビーカーを持ち上げて運んでくれる人が必ず現れるし、

レストランでは満面の笑みで、カタコトの日本語や英語で話しかけてくれる。

 

本当のサービス、とか暮らしやすい社会って何だろう…

 

いつも考えさせられます。

 

子ども達は、行った先の国や街の名前、地理や気候などをしっかり吸収していくし

私たちは、海外の人の子どもに対する態度に自らの子育てのやり方を学ぶことも多いです。

祖父母の立場で考えると、安全である程度自由がきき、気兼ねしなくて良いメリットがあります。

ツアーにありがちな土産物店に連れていかれることもないですしね手

 

そんな事を、実体験をまじえつつお話させていただきました。

 

N.Y国連本部、子ども向けのツアーに参加した時の一枚。

貧困層の子どもの教育支援、紛争地での医療支援などについて学びました。

 

座席には全てイヤホンがついていて、会議中は参加者の発言の同時通訳

(何語から何語へかは忘れた)が聴けるらしい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コーチング体験の巻【たびえもん通信67号より】

先日、知人の紹介でコーチング体験してきました。

まずはお試しのごく軽いものでしたが、意外にもコーチの自己紹介を聴く時間が長かったです。

 

なぜなら、コーチの人間性に愛情や信頼を感じられないと、実際にコーチングしても上手く進まないから。

相性が大事なんですね。

 

面白かったのは「人は毎日言葉を発しているけれど、全部本音や本心ではない」という話です。
玉ねぎに例えると、本音は玉ねぎの中心部。

何年もかけて、思い込みや虚栄や常識や儀礼が何重にも本音を取り囲み、自分でも何が本音なのか全く自覚できていない状態が普通らしい。

…私の言葉はぜ〜んぶ上っ面。自分では本当の気持ちが分からないなんて…なんてこったい!

 

コーチングは自問自答しても自分の考え方のクセから抜けられないため、他者から質問してもらうのが効果的なのだそうです。

 

私は、途中から急に自分からどんな本音が出てくるのか怖くなりました。表面的な価値観に沿って生きる方に慣れてしまっているので、変化に対する本能的な拒絶が出たのだと思います。

 

…だからこそコーチング、やる価値あるよね。